| このたび、第30回日本小児・思春期糖尿病学会の開催を担当させていただきます東京女子医科大学内科学講座糖尿病・代謝内科学分野の三浦順之助です。
近年、医療工学は著しくの進歩し、多くの技術により難しい血糖値の制御が徐々に行えるようになってまいりました。同時に様々な種類の経口血糖降下製剤、注射製剤が使用可能となり、よりよい血糖管理が可能となってきました。しかし、未だ糖尿病は完治できず、日々血糖値への配慮を継続していく状況に変わりはありません。そのためには、長期間治療意欲を継続していく必要があります。治療意欲は様々な事柄や心情、社会的状況などにより影響を受けますので、医療者として取り組むべき姿勢として「医療の進歩を礎に全人的なケアを目指して」というタイトルを付けさせていただきました。
本学会は医師・看護師・栄養士・薬剤師・心理士など様々な職種の医療者で構成されており、“小児・思春期糖尿病”のスペシャリストや、これから力を入れていきたいと考えている方々が参加されていると思います。多職種の医療者がタッグを組めば、全人的な医療ケアに少しでも近づくことができるのではないかと考えます。小児・思春期のまだ白いキャンバスの中におられる若い方々に対し、多彩で心情豊かな絵が描けるように導いてくださる医療者が少しでも多くなっていくことを望んでおります。本会は多くの方に参加していただきたく、CDEや薬剤師などの参加単位の申請もしております。
一般演題は43題と非常に多くのご登録を頂きました。特別講演では、医療の最前線である再生医療のお話しをしていただきます。スポンサードセミナーでは、現在の診療の実際や課題、またスポンサードシンポジウムでは特に若い方々に対する様々な支援について其々第一線で活躍されている方々に登壇していただきます。さらに今回から日本糖尿病妊娠学会との交換プログラムが開始され、より幅広い分野で学ぶことが可能となりました。
開催場所は都内神保町の教育会館で、地方からのアクセスもよい場所になっております。本学会を通して、全ての職種の医療者で小児期、思春期糖尿病の適切な治療につき議論してまいりたいと思っております。多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
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